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イタリアのファッション

イタリアファッションの成長

イタリアファッションは伝統的に素材など品質で強みを持ち、バッグ、靴などの分野で活躍する地域でした。グッチプラダなどさまざまなブランドが20世紀の前半からその地位を確立しています。そのスタイルはパリのような革新的なものではなく、伝統的でかつ、高級感を持ちつつ、実用性を伴ったものでした。

ファッションにおいてもミラノの特徴は素材の良さを強みに、機能的であり、それにセクシーな要素を掛け合わせたスタイルを打ち出して、成長していきます。衣服におけるファッションの成長は70年代後半から80年代かけて急速に成長します。

アメリカファッションとの繋がり

イタリアファッションの成長には、アメリカという市場も、関連していました。イタリアの品質が高く、伝統的な要素、実用性、セクシーな要素持つファッションはアメリカの市場ににうまくマッチします。

もちろん、イタリアのファッションとしての戦略が伴っていました。イタリアはもともとアメリカの市場を考慮した戦略を出していました。その一例がハリウッドです。ハリウッドと密接な関係を築き、かつイタリアのブランドとして最も成功したのがアルマーニでしょう。

ハリウッドとアルマーニ

アルマーニは80年代からハリウッド映画に積極的に衣装の提供を行っています。リチャードギアのアメリカンジゴロなどが有名です。その他、レッドカーペット(映画のプレミアや賞の授賞式)などにも積極的に衣装提供を行いその名を世界に広げていきます。全世界に視聴者を抱える映画の祭典、アカデミー賞ではジョージクルーニー、リチャード・ギア、ロバートデニーロ、ジュリアロバーツなど多くの俳優、女優がアルマーニのスーツ、ドレスを着ました。こうして、アルマーニと映画スター(セレブリティ)、高級感といったイメージが確立していきます。

その他、ヴェルサーチなども同様にハリウッドスターに多くの衣装提供を行っています。

ミラノのコレクションの歴史

もともとイタリアのコレクションはフィレンツェで開催されていました。51年にアメリカとファッション関連の貿易に従事していた、バティスタジョルジーニが、イタリアファッションの品質の高さを、アメリカにアピールするために、ファッションショー始めたと言われています。

その後、60年代後半から70年代にかけて、アルビーニ、ヴァレンティノなどが加わり、その活躍もあり、徐々にコレクションとしての地位を確立していきます。途中、立地的な条件などの問題でフィレンツェからミラノにシフトします。そして70年代後半にはミラノコレクションは、ニット連盟をバックに組織化されて運営されるようになります。

その後、80年代、ヴェルサーチ、アルマーニ、ジャンフランコ・フェレといったデザイナーが活躍し、ミラノはパリに並ぶほどの地位を確立します。