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メンズファッションの変化  

■モッズ・ルック(mods look) 60年代半ば

メンズファッションは18世紀から固定した服装形式として、スーツが変化することなく着用されてきました。

スーツは18世紀当初に実用着として取り入れられたのですが、その当時の目的はなくなり、それは社会的な、ビジネスの場での制服の役割に変化してしていました。体制社会のシンボル的存在になっていたのです。

1世紀以上安定していたメンズファッションの流れにもストリートファッションの流れが押し寄せてきます。(レディースファッションにおけるミニスカートの登場と同じ時期です。)

その代表的がモッズ・ルックです。

モッズはロンドンの低所得層者から生まれたサブカルチャーで、高所得層への反抗、高所得層を反対に見た、自己表現の表現として生まれました。始は細身のテーラースーツから始まりますが、徐々にカラフルなデザインへと変化していきます。

※モッズを「高所得層への反抗」と表現するのはやや過剰かもしれません、同時期、より反抗的なグループ、ロッカーズが存在していました。

ロンドンのカーナビーストリートを中心に発信された、モダーンズ(モダニズム)を略してモッズと呼ばれたファッションの特徴は、長髪、花柄や水玉など派手な色彩、細身のスーツをテーラーで仕立てて、細身のシャツ、股上の浅いスリムパンツ、ブーツなどです。

このようなスタイル、カラーはレディーズファッションの要素を大きくもったもので、女性化したようなムードを持っていますが、男が女性的になったわけではありません。反体制的なシンボルとして生まれた自己表現がそのようなファッションを生み出したといっていいでしょう。

このようなスタイルはビートルズ、ローリングストーンズが身に着け、さらに世界的な注目が集まります。ミニスカートともににスウィンギングロンドンというイメージで世界へ発信されます。

ピーコック革命

60年代の後期のメンズファッションに大きな影響を与えた革新的な考え方で、男性ももっと服装に個性的を取り入れようと言う考え方が基本。それを雄孔雀(ピーコック)に例えたもの。その影響で日本でも紳士服業界では男性のワイシャツとネクタイのカラフル化が推し進められた。フリルつきのシャツや柄のパンツに代表されるモノセックス感覚のファッションが男性にも取り入れられ、これをピーコックファッションと呼ぶようになった。

日本でのモッズ

これは日本でもブームになります。きっかけはビートルズ。ビートルズが来日した1966年、音楽的な衝撃とともに、彼らが着ていたモッズファッションは、日本のメンズファッションにも大きな影響を与えブームになりました。