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ファッションブランドと香水

■ファッションブランドと香水の繋がり

香水といえばシャネルの「No.5」がもっとも有名で、これまで世界で一番売れた香水だと言われています。またディオールジバンシーカルバンクラインなどさまざまなブランドが発表し、現在では「香水=ファッションブランド」と言うイメージが定着しています。

現在はイメージの表現のみならず、その高収益性から、ブランドの事業そのものを左右する商品となっています。

■ファッションブランドが香水を発表する起源

ファッションデザイナー、ファッションブランドが、香水を発表する最初の試みはポールポワレによって行われました。これはファッションデザイナーが服作り以外の創作活動をすることがなかった当時としては革新的な出来事でした。

ポワレは香水以外にも、インテリアの事業も手がけており、自身のファッション、美学をライフスタイル全体で表現しようとしました。それは新しいライフスタイルへの取り組みでした。

ポール・ポワレが発表した香水「ロジーヌ」はオリエントの影響を受けた、エキゾチックなものででした。(香水名のロジーヌは自身の娘の名前からネーミングされています。)その後、「奇妙な花」、「禁断の果実」など、さまざまなシリーズが発表されました。そしてポワレは、ただ単に香水を発表しただけではなく、香水トータルのイメージを造りだすために、香りの調合から、パッケージやボトルのデザインも手がけました。

香水「ロジーヌ」はそれなりの成功を収めますが、ファッションブランド、デザイナーが香水を発表することが一般的化するのは、シャネルの「No.5」が爆発的なヒットとなった後のことでした。