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モダニズム
モダニズム
モダニズムとは、大衆消費社会を背景にして生まれた芸術活動であり、20世紀初頭の芸術運動を指します。建築では、合理的、機能的な建築を理想と考えるもの、絵画ではキュビズム、シュールリアリズム、ポップアート等を指します。
アメリカの美術評論家のクレメント・グリーンバーグは自身の論文で、芸術がアヴァンギャルド(前衛)とキッチュ(俗悪なもの)に分化している状況を指摘しました。キッチュは文化の大衆化を表す言葉で、アヴァンギャルド、モダニズムは、消費社会による文化の大衆化に抵抗する手段と述べています。そのような観点から見ると、モダニズムは人間の経験に関する批評的な視点と言うことができます。
モダニズムは、哲学のようなもので、ただ正確な絵画的描写によって世界を表現するものではありません。メタファーのようなものなのです。
ファッションとモダニズム
ファッションでもこのような芸術的な運動、新しい文化受け、その時代の精神を象徴するスタイルがでてきました。その特徴として、ファッションのモダニズムが目指したのは、装飾を排除することでした。造形面でのシンプル化が進んだのです。
シャネルとモダニズム
モダニズムを考える場合、重要なメタファーとして取り扱われるのが、機械、自動車などです。キュビスムなど前衛(アヴァンギャルド)的な芸術運動は、機械化の中で急速に改変する社会における、機械と人間との関係に注目しています。
ファッションで言えば、曲線ではなく、直線的な造形へと移行します。曲線がより生身のイメージをつくるのに対し、機械的な直線的な動きは、より機械的なイメージをつくります。
シャネルのシンプルで直線的なシルエットの服を着たモデルが、車の前に立つといった広告はモダニズムのイメージをそのまま表現するものでした。
シャネルがモダニズムやアヴァンギャルド的な思想を持っていたかは別にして、彼女の表現が当時としてはよりアヴァンギャルドで、時代の変化を象徴するものであったことは間違いないでしょう。
モダニズムの発展
デザイン面では、キュビスムの流れを組む、アールデコ調のデザインなどを調和させたデザイン、シュールレアリスムの影響を受けたデザインが登場しました。
